行動計画通りに業務をこなせない看護師に共通していること

看護師は、多くの患者、多くのスタッフの中で、多くのタスクを毎日こなさなければいけません。そうなると、行き当たりばったりの行動では当然上手くいかず、行動計画を立てて動かなければいけなくなります。

しかし、行動計画を立ててもその通りに業務をこなすことができないという悩みは看護師の間ではよくあります。計画通りにタスクをこなせない原因は何なのでしょうか。

最も一般的な原因が、「詰め込みすぎている」ということです。まじめな人や責任感が強い人に多いのですが、1日の行動計画をびっしりと埋めてしまうのです。忙しいのは分かりますが、明らかに不可能な時間配分でタスクを詰め込んでしまってはこなせないのは当然です。頑張りたい気持ちやプレッシャーに惑わされず、限られた時間と体力を現実的に考慮して計画を立てるようにしましょう。

全て1人でこなそうとするのも、計画が頓挫してしまう原因です。看護の仕事はチームで行うものです。特に新人の内は、たくさんの人に頼らなければ成長はできません。優秀で自尊心の高い人は、タスクを全部1人でこなして、自分に能力があることを証明しようとします。

しかし、看護の世界において、全部1人でできるということは妄想にすぎません。頑張りたい気持ちもわかりますが、人に頼ることを覚えて初めて一人前になれることを覚えておきましょう。

優先順位の付け方に問題がある可能性もあります。行動計画を立てる上では、優先順位を上手く見極めなければいけません。今やるべきタスクか、重要度の高いタスクか、時間をかけるべきタスクかをしっかり想像しながら計画を立てるようにしましょう。