うまく行動計画を立てるに看護師がやるべきこと

看護師は、日々の看護業務を行うにあたり、行動計画を立てます。それぞれ担当する患者の看護問題を計画的に解決するためのものなのです。行動計画は、看護学生が看護実習を行う時から立てるようにします。行動計画を立てる時に重要なことは、看護の中心は患者であることを念頭に置きます。ですから行動計画も患者中心に考えることが大切です。

まず、行動計画から先に考えていきます。その日の自分のスケジュールや面談など、はっきりしていることを先に行動計画に記入していきます。そして、担当する患者の検温の時間やリハビリの時間など、決まっているスケジュールを記入しましょう。

それから自分の活動予定をはめ込んでいきます。例えば「検温からリハビリまでの間に時間があるから○○検査の見学に行ってみよう」とか、「患者の歩行訓練に付き添ってみよう」などを入れていくのです。

看護学生の場合はこうして作成した行動計画から、行動目標を考えることになります。患者の状態から考えて、今日は何に焦点を当てて行動しようかを決めるのです。例を挙げると「ベッドから車いすに移乗できるよう介助する」とか、「食事の介助をする」などです。

それからこの行動目標を具体化していきます。ベッドから車いすに移乗できるように介助するのであれば、「麻痺がある方に注意しながら車いす移乗ができる」とか、「食事の介助であれば姿勢や誤嚥に注意しながら食事介助ができる」という風に具体化します。

できるだけ具体化すれば明確な行動計画になり、自分の目標もわかりやすくなります。